大神宮便り

● 社務所より


社務所便り vol.5

 先日ホームページアップのお知らせをしたばかりと思っていましたが、もう季節は5月。何とも早いものです。特に年齢を重ねると、一年の早さに驚くばかりです。本当に同じ一年なのか、確認する方法はないものでしょうか・・・。

 遅ればせながら、4月から自宅にADSLを導入しました。予定では2月には開通の予定でしたが、問題(?)続出で遅れてしまいました。 アナログ回線であったため、開通した時には感動を覚えました。速度・時間・経済性・あらゆる点で満足できました。ただ、自分の知識とテクニックが、果たしてついて行けるか、という不安は残りましたが。

 最近、社頭においでになる方々から「お体の調子、いかがですか? お元気そうですねぇ」と、声をかけて頂けます。立場的に逆のようで、気恥ずかしくなります。
 昨年、命に関わる病気であることが判明し、4ヶ月間、生まれて初めての「入院生活」を送り、自分の「命」と向き合う機会に恵まれました。「恵まれました」という言葉が適切か否かは別として、私にとっては紛れもなく「恵まれた」機会でした。
 神主も「神葬祭」で、命との関わりを持つ機会は多々ありますが、己の命と正面から向き合うという機会は、そうあるものではありません。そういう意味において、私はその現実を真摯に受け止め、できうる限りの力を注ぐことに専念しました。
 治療は想像以上に辛いものでしたが、その辛さがまた楽しく、「生」の実感が湧いてきました。薬の副作用で、髪の毛は抜け、食事のことを考えるだけで逃げ出したくなるほどの嘔吐感。涙を流しながら口の中へ食事を押し込めたのは、人生の中で初めての出来事でした。
 ある日、病室の電話が鳴りました。出てみると、かすかに聞き覚えのある女性の声。学生時代の同級生でした。友人から私の病状を聞き、励ましの電話をくれたのでした。自分一人が頑張っていると思っていた私は、自分が間違っていたことに気付きました。私の周りの方々が、私に関わりを持っている方々が皆、私に「元気・勇気」を送ってくれていることに気付きました。それがいつの間にか、私のエネルギーになっていたことに気付きました。
 命が終わることに「恐怖」はありません。それは神様がお決めになることです。しかし私は、「病気にだけは負けたくない!」。何もしないで病気に負けて命が終わることは、恥ずかしい。そう思い、治療に臨みました。
 皆さんのおかげ。皆さんの「元気・勇気」のおかげでした。

 治療の効果も現れ始め、体力の回復と薬の影響を考え、11月中旬一時退院ができました。体重・体力共に入院前と変わりなく、何とも「健康な病人」です。
 6月には、再度治療のために入院をすることにしました。今回の入院の目標は「根治」です。付き合いのいい私も、この病気とだけは付き合いを断るつもりです。

 「お体の調子、いかがですか?」何気ないこの言葉は今、私にとって何よりも効く「特効薬」なのです。





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